ディープ産駒またまた1億円!~セレクトセール3日目レポート~

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ミルグレインの2008本馬

7月16日北海道のノーザンホースパーク(苫小牧市)でセレクトセール2008の3日目が行われました。
最終日のこの日は当歳馬全156頭中(上場149頭、欠場7頭)98頭が落札され、総売り上げ額は28億6750万円(昨年対▲14%、比昨年33億3450万円)、落札率は65.8%(昨年度対比▲10.8pts、昨年度76.6%)という結果となりました。

最終日、高額取り引き馬は以下。

423ミルグレインの2008(牡・父ディープインパクト)/1億円/島川隆哉氏
448シルクプリマドンナの2008(牡・父ディープインパクト)/9200万円/近藤利一氏
409キッスパシオンの2008(牡・父ディープインパクト)/9000万円/金子真人ホールディングス(株)
391ヴィアンローズの2008(牡・父アグネスタキオン)/8900万円/近藤利一氏
395トゥザヴィクトリーの2008(牡・父シンボリクリスエス)/8000万円/金子真人ホールディングス(株)
425ビーポジティブの2008(牝・父クロフネ)/8000万円/多田信尊氏

この日のディープインパクト産駒は全18頭が上場され、うち14頭が落札されました。
総売上げ額は6億6900万円で、平均落札価格は4779万円と前日に続き好結果を残すことができました。アグネスタキオン産駒は14頭を上場させ7頭の売却(総額3億3000万円)で、1頭あたりの平均4714万円と、前日のディープとの差を縮め安定感を見せることができました。ハーツクライは6頭を上場し5頭が落札(総売り上げ1億6700万円)、平均落札価格は3340万円と、同期の怪物にも劣らない好成績をあげることができました。

編集部注目の各馬の結果は以下です。
405ヨーレンの2008/3600万円/ノーザンファーム
429ドリームインザサンの2008/主取
432ノーザンプリンセスの2008/4600万円/近藤利一氏
448シルクプリマドンナの2008/前述
502エラドゥーラの2008/主取
504ガーリングの2008/主取
519サイレントの2008/1700万円/松岡隆雄氏

2日目、3日目と続いた当歳馬市場は両日でやや差のある結果となったようです。
両日で314頭が上場され222頭の落札、70.7%の落札率(対前年比▲5pts)で、総額でも73億3900万円(対前年比▲11.5%)という結果となりました。
1歳馬市場でも前年実績を下回り、やや景気の影響を受ける結果と考えるべきなのかもしれません。
ですが、今年度3歳馬が大ブレークしたアグネスタキオンよりも、良質の繁殖牝馬がまだ実績の出ていないディープインパクトに多かったことなどがやや影響していることもあるかもしれません。
当歳市場においては総売り上げ、売却率が低下しているものの、落札馬の中間価格(2600万円)は前年を維持していることからも上場馬の質は年々向上しているように見受けられ、依然〝社台ブランド〟の実績には目を見張るものの、日高地区の牧場の努力の結果が目に見えるかたちとなっていると言えそうです。
サンデーサイレンス1頭の存在が大きく数字にも多大な影響を与えていた頃と比べ、リーディングサイアーも混沌とする中での〝金の卵〟を探す行為はかなりの技術を要することになると思われます。
一層の相馬眼が要求される中、全体のレベルアップを実現できているこの市場の果たす役割は今後も日本の競馬の水準を左右するものとなりそうです。
混沌とした種牡馬戦線から何が抜け出すのか。
日本生産馬が海を渡り、海外で活躍したあかつきにはどういう未来が待っているのか。
年々レベルアップする繁殖牝馬の質は、欧米と比肩するところまで行くのか。
このセールを機会として新たな勢力が台頭してくるのか。
今から来年のセリ名簿に目を通すことが楽しみでならないものとなりました。


セレクトセール2008第1日目レポートはこちら
セレクトセール2008第2日目レポートはこちら

取材協力・写真提供/日本競走馬協会
http://www.jrha.or.jp/
※セリ結果詳細は主催者発表のデータ・数値とご照合ご確認ください。

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